毎日使うトイレは、私たちの健康運と密接な関係がある場所だということをご存じでしょうか。風水においてトイレは「水の気」を持ち、デトックスや排出をつかさどる場所とされています。
そのため、ここの環境が整っていないと、体調不良や気力の低下につながってしまうことがあるのです。そこで重要な役割を果たすのが「トイレマット」です。たかがマットと思われがちですが、足元から入ってくる冷えや邪気を防ぐための最強のアイテムといえます。
この記事では、健康運を底上げするためのトイレマットの選び方や、方角別のおすすめカラー、そして正しいお手入れ方法について、風水の視点からやさしく解説していきます。
トイレマットと風水、健康をつなぐ重要な役割とは

トイレマットを敷くことは、単なるインテリアの一部というだけではなく、風水的に非常に大きな意味を持っています。トイレは家の中で最も「陰」の気がこもりやすい場所とされており、その影響を直接体に受けないようにするための防具のような役割を果たしてくれるからです。ここでは、なぜトイレマットが健康運においてそれほど重要なのか、その根本的な理由を3つのポイントに分けて解説していきます。
「水の気」と体調の関係性を知る
風水では、トイレは「水の気」を持つ空間と考えられています。水は本来、清らかで流れ続けるべきものですが、トイレは排泄を行う場所であるため、どうしても「汚れた水」や「悪い気」が停滞しやすくなります。この悪い気が充満してしまうと、そこに住む人の健康運、特に下半身や婦人科系、腎臓などの「水」に関連する器官に悪影響を及ぼす可能性があるといわれているのです。
健康でいるためには、この「水の気」を汚さないこと、そして過剰な「陰の気」を体に溜め込まないことが大切です。トイレの空間がジメジメしていたり、冷え切っていたりすると、私たちの体も同じようにダメージを受けてしまいます。空間のエネルギーバランスを整えることは、自分自身の体のバランスを整えることと同義なのです。
床に溜まる邪気をブロックする結界
風水の基本的な考え方として、「邪気(悪い気)は下に溜まる」という法則があります。トイレに入ったとき、私たちの体の中で最も床に近いのは「足の裏」です。足の裏はエネルギーの出入り口ともいえる敏感な場所であり、そこから床に溜まった邪気を直接吸い上げてしまう危険性があります。
ここでトイレマットが「結界」のような役割を果たします。マットを敷くことによって、床と足の裏の間にワンクッションが生まれ、邪気が直接体に入ってくるのを防いでくれるのです。マットがない状態は、いわば無防備な状態で悪い気の上に立っているようなもの。健康を守るためには、物理的なバリアとしてマットを敷くことが、最も手軽で効果的な風水対策となります。
冷えを防ぎ巡りを良くする効果
「冷えは万病の元」という言葉がある通り、物理的な寒さは健康運を大きく下げる要因となります。特にトイレは北側に配置されることが多く、床材もタイルやフローリングなどの冷たい素材が使われていることが一般的です。夜中や冬場のトイレで足元がヒヤッとすることは、血管や自律神経にストレスを与え、体調を崩す引き金になりかねません。
温かみのある素材のトイレマットを敷くことは、この「冷え」という物理的なマイナス要因を取り除くことにも直結します。風水では「頭寒足熱」が良いとされますが、足元を温めることで気の巡りが良くなり、健康運が安定するのです。視覚的にも暖かさを感じるデザインや色を選ぶことで、リラックス効果も高まり、トイレが癒やしの空間へと変わります。
このセクションのポイント
トイレマットは、床に溜まった「陰の気」や「冷え」から体を守るための必須アイテムです。敷くだけで簡単にできる健康運アップの風水対策として、ぜひ取り入れましょう。
健康運を育てる!トイレマットのおすすめカラーと五行

トイレマットを選ぶ際、最も気になるのが「色」ではないでしょうか。色はそれぞれ固有の周波数とエネルギーを持っており、私たちの深層心理や運気に働きかけます。特に健康運を上げたい場合、トイレの持つ「水」の性質とのバランスを考えた色選びが重要です。ここでは、どの方角のトイレにも使いやすく、かつ健康運アップに特化したおすすめのカラーをご紹介します。
癒やしと成長を促す「グリーン」
健康運を上げたいときに最もおすすめなのが、植物の葉のような「グリーン」です。風水の五行説(木・火・土・金・水)において、グリーンは「木」の気を持ちます。トイレの「水」の気は、「木」を育てる親のような関係にあるため、水の悪い作用を木が吸い上げ、成長のエネルギーへと変えてくれるのです。
また、グリーンには視覚的なリラックス効果や、目の疲れを癒やす効果もあります。淡いパステルグリーンや若草色のような優しい色合いを選ぶことで、トイレ内の空気が爽やかになり、心身の再生や回復をサポートしてくれるでしょう。「最近疲れが取れない」「体調を崩しやすい」と感じている方には、まず試していただきたい万能カラーです。
浄化作用で病魔を退ける「ラベンダー」
風水において「最強の浄化カラー」とも呼ばれるのがラベンダー(薄紫)です。紫色は高貴な色とされ、邪気を払い、場を清める強い力を持っています。トイレは厄落としの場所であるため、どうしても不浄な気が溜まりがちですが、ラベンダー色のマットを敷くことでその空間を浄化し、クリーンな状態にリセットしてくれます。
特に、窓のないトイレや、換気がしにくいトイレの場合、空気が淀みやすいためラベンダーの力が大いに役立ちます。ただし、濃すぎる紫は陰の気が強くなりすぎてしまうことがあるため、白が混ざったような淡く優しいラベンダー色を選ぶのがポイントです。清潔感のある空間作りが、病気を寄せ付けない健康な体を作ります。
毒素をリセットする「アイボリー・ホワイト」
白やアイボリーは「金」の気を持ちますが、同時に「リセット」「浄化」の基本色でもあります。何色にも染まっていない白は、これまでの悪い流れを断ち切り、新しい気を取り入れる準備をしてくれます。体の中に溜まった毒素やストレスをきれいに洗い流したいときには、ホワイト系のマットが最適です。
また、白は汚れが目立ちやすい色でもあります。これは一見デメリットに思えますが、風水的には「汚れにすぐ気づいて掃除ができる」という大きなメリットになります。常に真っ白で清潔なマットを保つという意識そのものが、健康運を底上げするアクションになるのです。冷たい印象にならないよう、ふわふわとした素材や、少し黄みがかったアイボリーを選ぶと温かみがプラスされます。
土の気で安定をもたらす「イエロー・ベージュ」
胃腸の調子が気になる方や、精神的な安定を求めている方には、アースカラーであるイエローやベージュがおすすめです。これらは「土」の気を持ち、すべての土台となる安定感をもたらします。明るいパステルイエローは、トイレの空間をパッと明るくし、陽の気を取り込むことで消化器系の働きを助けるといわれています。
また、ベージュは「金」を生み出す土の色でもあり、健康運だけでなく金運も同時にサポートしてくれる嬉しいカラーです。落ち着いた雰囲気を作ることができるので、トイレでゆっくりと心を落ち着けたい人にも向いています。派手すぎる黄色は気が落ち着かなくなる可能性があるため、クリーム色や麦わら色のような、自然界にある優しい黄色を選ぶようにしましょう。
方角別・健康運を守るトイレマットの選び方

風水では、家の中心から見てトイレがどの方角にあるかによって、相性の良い色や対策が異なります。それぞれの方角が持つエネルギーの特性に合わせたマットを選ぶことで、その場所の欠点を補い、健康運をさらに強化することができます。ご自宅のトイレの位置を確認して、最適な一枚を選んでみてください。
北のトイレ:冷え対策に「ピンク・ワインレッド」
北は「水」の気が最も強く、一年を通して「冷え」やすい方角です。北にトイレがある場合、泌尿器系や腎臓への負担がかかりやすいとされています。そのため、とにかく「温かみ」をプラスすることが最優先です。マットの色は、暖色系であるピンクやワインレッド、オレンジがかったベージュなどが良いでしょう。
寒色系の青や黒のマットを使ってしまうと、水の気が増幅され、冷えが加速してしまうので避けてください。素材も毛足が長く、ふんわりとした厚手のものを選ぶことで、物理的にも視覚的にも暖かさを確保できます。照明を暖色系にするのも合わせて行うとより効果的です。
東・南東のトイレ:発展を促す「グリーン・ブルー」
東や南東は「木」の気を持ち、太陽が昇る方角であることから「若さ」「発展」「情報」をつかさどります。この場所のトイレは比較的吉相とされていますが、エネルギーを停滞させないことが健康維持の鍵となります。相性が良いのは、木々が青々と茂る様子を連想させるグリーンや、空や水をイメージさせる明るいブルーです。
また、花柄やボタニカル柄(植物柄)のデザインとも非常に相性が良い方角です。風通しを良くし、爽やかな香りを漂わせることで、神経系のバランスが整い、活力が湧いてくるといわれています。若々しい健康美を保ちたい方は、フレッシュな色使いを意識してみてください。
南のトイレ:火の気を抑える「ベージュ・自然素材」
南は「火」の気を持ち、知性や美しさを象徴する方角です。しかし、トイレは「水」の場所。南にトイレがあると「水と火」が対立し、気が乱れやすくなります。このバランスの乱れは、心臓や循環器系、またはイライラなどの精神面に影響が出やすいとされています。
この対立を仲裁してくれるのが「木」や「土」の気です。そのため、南のトイレにはグリーンやベージュ、あるいは自然素材そのままの色味が最適です。逆に、火の気を煽る「赤」や、火を消してしまう「黒」は避けるのが無難です。観葉植物を飾るのも、火と水のバランスを整える素晴らしい解決策になります。
西・北西のトイレ:高級感のある「ホワイト・パステルイエロー」
西と北西は「金」の気を持ち、金運や事業運、主人(世帯主)の運気に深く関わります。この場所が汚れていると、呼吸器系や皮膚のトラブル、または一家の大黒柱の健康に影響が出るといわれます。西は「実り」の方角でもあるため、豊かさを象徴するイエローやホワイトが好相性です。
ポイントは「高級感」です。ペラペラの薄いマットではなく、しっかりとした厚みのあるものや、レースがあしらわれた上品なデザインのものを選びましょう。北西のトイレには、落ち着いたベージュや淡いピンクを合わせることで、格調高い空間となり、家族全体の健康運とステータスを守ってくれます。
北東・南西のトイレ:鬼門を守る「ホワイト・ラベンダー」
北東(鬼門)と南西(裏鬼門)は、風水において「神様の通り道」や「気が変化する場所」として、特に清浄に保つべき方角とされています。ここが不浄であると、予期せぬ体調不良や慢性的な不調を招きやすいといわれています。キーワードは「変化」と「土」の気です。
最もおすすめなのは、浄化作用の強いホワイトのベースに、ワンポイントで赤や紫が入ったデザインです。または、先ほど紹介したラベンダー色も非常に効果的です。この方角は気が不安定になりやすいため、あまりごちゃごちゃとした柄物は避け、シンプルで清潔感のあるマットを選びましょう。こまめな換気と毎日の掃除が、どの方角よりも重要になります。
素材選びも重要!自然のエネルギーを取り入れるコツ

色と同じくらい大切なのが、トイレマットの「素材」です。素材にはそれぞれ異なるエネルギーの質があり、肌触りを通して私たちの感覚に訴えかけます。化学繊維が主流の現代ですが、風水的な視点と健康面から見ると、やはり自然由来のものが推奨されます。ここでは、素材選びの基準について解説します。
「綿・麻」などの天然素材がベスト
風水では、自然の恵みから作られた天然素材には「陽の気」が宿っていると考えます。特におすすめなのは、吸水性と通気性に優れた「コットン(綿)」や、浄化作用が高いとされる「リネン(麻)」です。これらは「木」や「土」の気を持っており、トイレの「水」の気とうまく調和します。
また、天然素材は静電気が起きにくいというメリットがあります。静電気はホコリ(=邪気)を吸い寄せてしまうため、化学繊維のマットは知らず知らずのうちに悪い気を溜め込んでいることがあります。肌に触れたときの優しさや、洗うたびに馴染んでいく風合いも、天然素材ならではの心地よさです。心地よいと感じる感覚こそが、免疫力を高める秘訣です。
形が持つエネルギーの違い
トイレマットには四角いものや半円形、雲の形など様々な形状があります。風水において形にも意味があります。一般的に四角形は「安定」を表し、円形や楕円形は「円満・スムーズな流れ」を表します。
健康運を重視する場合、気の流れをスムーズにする「角のない形(円形・楕円形)」や、自然界のモチーフ(葉っぱの形や花の形)などがおすすめです。角が尖っていると、そこに気がぶつかり攻撃的なエネルギーが生じることがあるためです。もし四角いマットを使う場合は、角が丸く処理されているものや、柔らかい印象のデザインを選ぶと良いでしょう。
厚みと質感が運気を左右する
「貧相なものには貧相な気が宿る」というのが風水の鉄則です。ペラペラでめくれ上がってしまうようなマットや、すでに毛が抜けてスカスカになっているマットは、健康運だけでなく金運も下げてしまいます。足元にしっかりとした「大地」を作るイメージで、適度な厚みと弾力のあるものを選んでください。
ふかふかとした感触は、足裏から脳へと「安心感」の信号を送ります。この安心感がストレスを軽減し、自律神経を整える手助けをしてくれるのです。少し値段が高くても、質の良いマットを長く大切に使う(もちろん定期的に交換は必要ですが)ことが、自分自身の体を大切にすることにつながります。
運気を下げるNG行動とマットのお手入れ習慣

せっかく良い色や素材のトイレマットを選んでも、使い方が間違っていては逆効果になってしまいます。風水において最も嫌われるのは「汚れ」と「ジメジメ」です。ここでは、やってはいけないNG行動と、運気をキープするための正しいお手入れ方法についてお伝えします。
汚れたマットは邪気の温床になる
「洗うのが面倒だから」といって、何週間もマットを敷きっぱなしにしていませんか?トイレマットは、目に見える汚れだけでなく、飛び散った尿や菌、そして空間の邪気を吸い込んでいます。汚れたマットを放置することは、ゴミ捨て場の上で生活しているようなもの。これでは健康運が上がるどころか、病気の原因を作ってしまいます。
特に、マットが黒ずんでいたり、カビが生えていたりする場合は即刻処分し、新しいものに交換してください。また、マットの裏側にホコリが溜まっているのもNGです。マットを洗う際は、必ず床の拭き掃除もセットで行い、裏側も清潔に保つようにしましょう。
洗濯頻度と「お日様」の力
理想的な洗濯頻度は、家族の人数にもよりますが、最低でも週に1回をおすすめします。一人暮らしの場合でも、長くても2週間に1回は洗いたいところです。洗い替え用に2枚持っておき、ローテーションさせると長持ちしますし、常に清潔な状態をキープできます。
そして、洗濯したマットはできるだけ「天日干し」にしてください。太陽の光は強力な「陽の気」を持っています。マットにお日様のエネルギーをたっぷりと吸収させることで、トイレ内の陰の気を中和し、明るく健康的なエネルギーを補充することができます。乾燥機も便利ですが、時々は外の空気に当ててあげることが運気アップのポイントです。
スリッパなしの「直乗り」は絶対NG
トイレマットを敷いているからといって、スリッパを履かずに裸足や靴下で入るのは絶対に避けましょう。風水において、トイレの床は「不浄の領域」です。マットはあくまで床からの邪気を防ぐフィルターですが、その上を直接歩いてしまっては、足の裏に厄をつけて部屋に戻ってくることになります。
「トイレマット+スリッパ」のダブル使いが、健康を守るための鉄則です。スリッパもマットと同様に、トイレ専用のものを用意し、定期的に洗ったり交換したりしてください。マットとスリッパの色味を合わせることで、インテリアとしての統一感も生まれ、気の流れがよりスムーズになります。
メモ:
洗濯するときは、他の衣類(特に下着やタオルなど顔や肌に触れるもの)とは分けて洗うのが風水の基本です。気になる場合は、洗濯槽の掃除もこまめに行いましょう。
まとめ:トイレマットから風水で健康を見直し、心地よい毎日を
トイレは私たちの体から不要なものを排出し、次の活力を養うための大切な場所です。だからこそ、その空間を整えることは、自分自身の健康を慈しむことにつながります。
今回ご紹介したように、トイレマットは床からの冷えや邪気を防ぐ「守り神」のような存在です。ご自宅のトイレの方角や、ご自身の体調に合わせて、最適な色や素材を選んでみてください。
| 方角 | おすすめカラー | 健康運アップのポイント |
|---|---|---|
| 北 | ピンク、ワインレッド | 冷え対策を徹底し、温かみをプラス |
| 東・南東 | グリーン、ブルー | 若々しさと成長のエネルギーを取り入れる |
| 南 | グリーン、ベージュ | 火の気を抑え、リラックスできる空間に |
| 西・北西 | イエロー、ホワイト | 高級感のある素材で質を高める |
| 北東・南西 | ホワイト、ラベンダー | 清潔感を最優先し、浄化を意識する |
もちろん、マットを敷くだけで終わりではありません。こまめな洗濯と掃除、そしてスリッパの着用を習慣にすることで、トイレは「不浄の場」から「健康を生み出すパワースポット」へと変わっていきます。まずは気に入った一枚のマットを見つけることから、心地よい風水ライフを始めてみてはいかがでしょうか。


