風水で家の中心に置いてはいけないものとは?NG配置と対策を完全ガイド

風水で家の中心に置いてはいけないものとは?NG配置と対策を完全ガイド
風水で家の中心に置いてはいけないものとは?NG配置と対策を完全ガイド
風水・開運インテリア

「最近なんとなく運気が下がっている気がする」「家族の体調や仲が心配」……そんなふうに感じることはありませんか?もしかすると、それは「家の中心」の状態が影響しているかもしれません。

風水において、家の中心は人間の体でいう「心臓」にあたる非常に重要な場所です。この場所に何を置くかによって、家全体のエネルギーの流れが大きく変わります。

この記事では、風水の観点から「家の中心に置いてはいけないもの」を詳しく解説し、すでに置いてある場合の対処法までやさしくお伝えします。無理なくできることから始めて、幸運を呼び込む土台を整えましょう。

風水において「家の中心」が持つ重要な意味とは

風水を実践するうえで、玄関や寝室と同じくらい、あるいはそれ以上に大切に扱われるのが「家の中心」です。なぜそこまで重要視されるのか、まずはその意味と役割について見ていきましょう。

家の中心は運気の心臓部「太極(たいきょく)」

風水では、家の中心点のことを「太極(たいきょく)」と呼びます。ここは家の中に流れるすべてのエネルギー(気)が集まり、そして各部屋へと広がっていく起点となる場所です。

人間の体で例えるなら、まさに心臓のような存在。心臓が元気なら全身にきれいな血液が巡るように、太極が整っていれば、家全体に良い運気が行き渡ります。逆に、ここが汚れていたり不安定だったりすると、家中に悪い気が拡散してしまう恐れがあるのです。

「土」の気を持ち、家族の土台を支える

自然界の要素を5つに分ける「五行説(ごぎょうせつ)」において、家の中心は「土」の気を持つとされています。「土」は万物を育み、安定させる性質を持っています。

そのため、家の中心の状態は、そこに住む家族の「健康運」や「家庭運」、そして生活の基盤となる「総合運」に直結します。この場所を大切に扱うことは、家族全員の足元を固め、平穏な暮らしを守ることにつながるのです。

家の中心はどうやって見つけるの?

間取り図がある場合は、家の四隅を対角線で結び、その線が交わった点が中心です。長方形や正方形の家なら簡単ですが、一部が欠けている(凹んでいる)形や、張り出している形の場合は少し複雑になります。

厳密な中心点がわからなくても、「だいたいこの辺りが家の真ん中だな」という感覚で把握しておくだけでも十分です。そのエリア(中心から半径90cm〜1m程度)を意識して、清潔に保つことから始めましょう。

これだけは避けたい!家の中心に置いてはいけないもの【水回り編】

「土」の気を持つ家の中心にとって、もっとも相性が悪いのが「水」です。土は水を含むとぬかるんでしまい、地盤が緩んでしまいます。まずは、もっとも注意したい水回りの設備について解説します。

トイレ:不浄な気が家中に広がる原因に

トイレは排泄を行う場所であり、風水では「不浄の場」として扱われます。もし家の中心にトイレがあると、悪い気が家の心臓部から全方位へ向かって拡散されてしまうと考えられています。

特に健康運への影響が懸念され、原因不明の不調や、内臓系のトラブルに注意が必要と言われることもあります。現代の住宅事情では窓のないトイレが中心に来ることもありますが、その場合は換気と浄化が必須となります。

お風呂・バスルーム:湿気が運気の土台を腐らせる

大量の水やお湯を使うお風呂場も、家の中心には不向きです。湿気は「陰」の気を強く発生させ、家の中心にある「土」の気をドロドロに腐らせてしまうイメージになります。

中心にお風呂があると、湿気が家の中に籠もりやすくなり、カビの原因にもなります。風水的にも衛生的にも、家の真ん中に湿気の発生源があることは避けたほうが無難です。夫婦関係や家族の信頼関係が不安定になりやすいとも言われています。

キッチン(シンク):水と火の衝突が起きる

キッチンは「水」と「火(コンロ)」の両方を使う場所です。ただでさえ気が乱れやすい場所ですが、これを家の中心に置くと、さらに複雑な影響が出やすくなります。

水が土を弱めるだけでなく、コンロの「火」が心臓部を焦がすという意味合いも生じます。イライラして喧嘩が増えたり、浪費が増えたりといった影響が出やすい配置とされています。

運気が下がる?家の中心に置いてはいけないもの【構造・インテリア編】

水回り以外にも、家の構造やインテリアの配置によって運気を下げてしまうものがあります。これらが中心にある場合は、使い方の工夫が必要です。

階段:エネルギーが安定せず「立体的な欠け」になる

家の中心にある階段は、風水では「立体的な欠け」とみなされ、凶作用が強い配置の一つです。中心はどっしりと安定しているのが理想ですが、階段は人の動きが激しく、空間が吹き抜けているため、気が定着しません。

せっかく集まった良い運気が、階段を通じて上下に散ってしまったり、逆に悪い気が素早く他の階へ移動してしまったりします。これを「宅心(たくしん)の階段」と呼び、家族の結束が弱まる要因になると考えられています。

ゴミ箱:悪い気を溜め込む発生源

もっとも手軽に改善できるのがゴミ箱の配置です。ゴミは「陰」の気そのものであり、家の中心にゴミ箱を置くことは、心臓部に毒を溜めているようなものです。

特に蓋のないゴミ箱や、生ゴミを入れるゴミ箱を家の真ん中に置くのは避けましょう。どうしても置く必要がある場合は、中身が見えない蓋付きのものを選び、こまめに捨てる習慣をつけることが大切です。

黒いもの・大きすぎる家具:運気を停滞させる

風水において「黒」は「水」の気を持つ色であり、陰の性質が非常に強い色です。家の中心に黒いラグや黒いソファ、大きな黒い家具を置くと、空間が重くなり、運気が停滞しやすくなります。

また、背の高すぎるタンスや本棚が中心に鎮座していると、圧迫感によって気がスムーズに循環しません。家の中心は、できるだけ明るく、広々とした空間に見えるような工夫が必要です。

ペットのトイレ:臭いと汚れは運気の大敵

愛犬や愛猫のトイレスペースを、リビングの中央付近や家の中心に設置している場合は注意が必要です。排泄物は「不浄」なものであり、その臭いや汚れは瞬く間に空間のエネルギーを汚染します。

人間と同様、ペットのトイレもできるだけ風通しの良い窓際や、家の隅の方に移動させるのが理想的です。中心に置かざるを得ない場合は、強力な消臭対策とこまめな掃除を徹底しましょう。

すでに中心にある場合は?今日からできる風水の対処法

「家の中心にトイレや階段があるけれど、リフォームなんてできない!」と不安になった方もいるかもしれません。でも大丈夫です。風水には「化殺(かさつ)」といって、悪い条件を和らげる対処法があります。

徹底的な「換気」と「掃除」が最強の開運術

構造を変えられない場合、もっとも効果的なのは「清潔さ」を保つことです。家の中心にあるトイレやキッチンは、他のどの場所よりもピカピカに磨き上げてください。

そして重要なのが「換気」です。中心部は空気が滞りやすいので、換気扇を長時間回したり、サーキュレーターで空気を循環させたりして、悪い気が一箇所に留まらないようにしましょう。空気が動けば、運気も腐りません。

「盛り塩」や「炭」で空間を浄化する

不浄な気が溜まりやすい水回りが中心にある場合は、浄化アイテムを活用しましょう。白い小皿に天然塩を円錐形に盛った「盛り塩」を置くのが一般的です。塩は1週間〜10日程度で交換します。

また、湿気を吸い取り、空気を清浄化してくれる「備長炭」や「竹炭」を置くのもおすすめです。炭はインテリアとしても馴染みやすく、メンテナンスも楽なので、忙しい方にもぴったりの対策です。

ラッキーカラー「黄色・ベージュ・ゴールド」を取り入れる

家の中心と相性が良いのは、「土」の気を強めてくれる色です。黄色、ベージュ、ブラウン、ゴールドといったアースカラーや暖かみのある色を積極的に取り入れましょう。

例えば、中心にあるトイレのマットやタオルを黄色系にする、階段の踊り場にベージュのアートを飾るなどが効果的です。これにより、弱まりがちな土台のエネルギーを補強することができます。

照明を工夫して「明るさ」を補う

家の中心が暗いと、陰の気が増幅してしまいます。窓がなくて暗い廊下やトイレが中心にある場合は、照明を工夫しましょう。

太陽の光に近い、温かみのある明るい電球色や温白色のライトを選んでください。薄暗いと感じる場所に、あえて小さな間接照明やセンサーライトを置いて、常に明るさをキープするのも非常に良い対処法です。

家の中心に置くと運気がアップするおすすめアイテム

これまでは「避けるべきもの」を紹介してきましたが、逆に「置くことで運気を底上げしてくれるもの」もあります。家の中心をパワースポットに変えるためのアイテムを見ていきましょう。

陶器やクリスタル製の置物

「土」の気を持つ陶器製の置物は、家の中心と非常に相性が良いアイテムです。お気に入りの壺や陶器のフィギュアなどを飾ると、場のエネルギーが安定します。

また、水晶(クリスタル)もおすすめです。特に球体の水晶は、全方向に光とエネルギーを拡散させる力があり、中心に置くことで家全体の気のバランスを整えてくれます。浄化作用も高いため、中心にある水回りの近くに置くのも良いでしょう。

家族の笑顔の写真や絵画

家の中心は「家族の絆」を象徴する場所でもあります。ここに、家族全員が笑顔で写っている写真や、明るい雰囲気の絵画を飾ることはとても吉です。

ただし、画鋲で壁に穴を開けすぎると壁(土)を傷つけることになるため、できるだけ額縁に入れて棚に飾るか、ピクチャーレールなどを活用すると良いでしょう。見るたびに心が温かくなるようなものを飾ってください。

背の低い木製家具と観葉植物

家具を置くなら、圧迫感のない背の低い木製家具がおすすめです。「木」は「土」から栄養をもらって育つ関係ですが、大きすぎなければ自然の調和を生み出します。

観葉植物も良いアイテムです。ただし、プラスチックの鉢ではなく、陶器の鉢に入れて飾りましょう。土のエネルギーを持つ植物は、悪い気を吸って良い気に変えてくれます。枯らさないように丁寧にお世話をすることが運気アップの条件です。

まとめ:風水で家の中心に置いてはいけないものを知り、運気の土台を整えよう

まとめ
まとめ

風水において、家の中心(太極)は家全体の運気を左右する心臓部です。ここに「水回り」「階段」「ゴミ箱」などの不安定な要素や不浄なものがあると、健康運や家庭運に影響が出やすくなります。

しかし、日本の住宅事情では、どうしても中心に水回りや廊下が来てしまうことも珍しくありません。大切なのは「置いてはいけないものがあるからダメだ」と諦めるのではなく、「きれいに保つ」「明るくする」「ラッキーカラーを使う」といった対策を行うことです。

まずは家の中心がどこかを確認し、そこにある不要なものを片付けることから始めてみてください。中心を整えることで、家全体に穏やかで温かい気が巡り始め、家族の笑顔もきっと増えていくはずです。

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